MUCC
流星{2りゅうせい}
小さな花宿{やど}す枕木{2まくらぎ}
平行{2へいこう}に並{なら}ぶ錆{さ}びた線路
素{す}足で歩いてく草原{2そうげん}
ふと見上{あ}げれば月の無い星空
流星降り注{そそ}ぐパノラマ{4panorama}
何万光年の瞬{まばた}き
紺碧{2こんぺき}の清空{2せいくう}彩{いろど}る
スパンコー{4sparkle}ルのキリシア神話達
滲{にじ}んだ爪{つま}先
空を見上げる 君の手を
引きながら 歩いてく
汚{よご}れたままの 掌{てのひら}で
忘れないよ 君が愛した景色{2けしき}の本当の色
だけど今は 星屑{2ほしくず}さえも眩{まぶ}しすぎて
涙{なみだ}を噛{か}み締{し}め震{ふる}える恋人よ
繋{つな}いだその手は 悲しいほど暖{あたた}かくて
♪
忘れないで 君が夢見た未来の美しさを
流星の群{む}れ 消れた星達 君の笑顔
君の空 塞{ふさ}いだ僕を
責{せ}めてくれよ
見上げた空に
今何を思う?
涙を噛{か}み締{し}め震える恋人よ
繋{つな}いだその手は か細{ぼそ}く 力無くて
流れるあなたの涙が星になり
この空 埋{う}めつくして今、流星に変{か}われ
♪
清空 彩の星々
夜霧{2よつむ}に濡れた線路の下
朽{く}ち果{は}てた枕木に
儚{はかな}く命宿{2いのちやど}す白い四弁{2しべん}の花
繋いだ手が離{はな}れぬように
繋いだ指離さぬように
頭上{2ずじょう}に降り注ぐ流星
まるで五月雨{3さみだれ}か小夜時雨{4さよしぐれ}
潔癖{2けっぺき}の大地を裸足{2はだし}で歩く
この線路だけを手掛{が}かりに
繋ぐ君の手は暖かく
汚れたままの掌で
流星降りしきるパノラマ
歩いてく滲んだつま先で
繋いだ手を離さぬように
繋いだ心千切{2ちぎ}れぬように